ヨコハマヒーリングデンタル

院長コラム

義歯を作る前には身体の調整が必要

今年最初のコラムです。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

一般歯科は義歯を作る前に身体がキチンと整っているかを調べることはしませんし、できません。

しかし、よく考えてみると身体が歪んだ状態だと顎や噛み合わせも歪んでいます。

これは間違いないことです。

歪んだ状態で義歯特に総義歯のような大きな義歯を作ると歪んだ状態が再現されますから、その義歯を装着すると歪みが固定化します。

ですから当院では義歯だけでなく被せモノを作る時にも、まず身体が歪んでいないか、カカトが真っ直ぐか、顔面頭蓋骨が整っているかを必ずチェックして歪んでいればしっかり整体等で整えてから印象(歯型をとること)、噛み合わせをとります。

そのようにして出来た義歯を身体が歪んでしまっている時に装着すると若干違和感を感じますが、徐々に馴染んでくると同時に身体も整ってくるのです。

これが良い入れ歯を入れると身体の調子がよくなるひとつの理由だと思っています。

歯の治療をする際には、常に身体の状態をしっかり確認し、必要があれば調整する必要があるのです。

今年の総括

平成29年もあとわずかです。

今年からクリニックを週休3日にして心身の立て直しと新しい治療法の習得に力を注いできました。

従来から継続して学んでいるホメオパシー、癒道整体に加えアレルセラピーという新しい治療法を2月から取り入れました。

これらの代替医療により、歯の痛み、顎の痛み、顎関節の問題、噛み合わせや口腔と関連する身体の様々な問題に対する多角的なアプローチができるようになってきました。

現代に生活する人々は、多くの環境問題、特に食品添加物、農薬、放射性物質、電磁波、化学物質の影響を受けています。

歯科領域においても、虫歯は単に甘いものを食べ過ぎるとか歯磨きができていないというような単純な問題ではないと多くの方が気付きはじめています。

歯の痛みにおいても原因不明のことが実に多くなっています。

歯そのものに問題があるケース、歯根膜に問題があるケース、三叉神経等の神経系統に問題があるケース、身体の捻じれなどの筋骨格的な問題があるケース、関連臓器に問題があるケースなど調べていくと数多くの原因で歯痛が起こることがわかります。

それらをきちんと把握し、より根本的に対処すべく上記のような代替医療が必要になるのです。

もはや現代医学のみで対処できる時代ではありません。

エビデンスがあるなしにかかわらず安全で効果的とあれば積極的に活用していくことをしないと目の前の苦しんでいる患者さんを助けることは到底できないでしょう。

来年はさらに研鑽を積んでより広く、深い診療ができるように精進していくつもりですので何卒よろしくお願いいたします。

それでは皆様どうぞよいお年を!

囚われない姿勢

いろいろなことを学んでいくとどうしてもある見方が出来上がります。

「これはこうでなくてはならない」という考え方です。

歯と経絡との関連で例えると「8番の歯(親知らず)は小腸経と心経に関連する」となっているので、小腸と心臓以外は関係ないと思いがちです。

しかし、癒道整体では8番の歯は膀胱や直腸、肛門に関連すると習います。

これは一見矛盾しているように見えますが、見方が違うとそうなるということです。

さらにいえばどの歯も身体のすべてと関連しています。

その中でより関連が深いところはどこかという問題なのです。

経絡的にみるのか、整体の見方でみるのか、また別の見方でみるのかということです。

現代の教育システムではこのようなものの見方を習う機会がほとんどないので、どうしても一方向的なものの見方しかできないのです。

私もそのような教育環境で生きてきたので、30代まではかなり偏ったものの見方をしていたと思っています。

40代になりホメオパシーを本格的な学び始めてやっと多角的な視点を手に入れることができました。

多角的な視点から治療するようになると、自分がいかに狭い視野の中で生きてきたのかがわかりました。

それが何かとても息苦しかった原因であったとも納得できました。

治療法もそうですが、何々メソッドと名のつくものは無意識にそのメソッドに当てはめてしまうリスクがあることを肝に命じておかないと偏ったものの見方になってしまいます。

どんな事象にも柔軟に対応する能力を身に着けるには「囚われない姿勢」がとても大切なのです。

歯の痛みは歯以外に様々な原因がある

歯の痛みの原因というと一般的には、虫歯、歯周病、知覚過敏の3つがあげられます。

それ以外は三叉神経痛や非定型顔面痛とよばれる心因性の痛みがあります。

しかし、ホリスティックな立場から12年、原因不明の歯の痛みを診てきましたが、その原因は意外にも「内臓の問題」だったり「感情の問題」であったり、「身体の各所のゆがみ」であったりすることが大半だとわかってきました。

一般歯科医学ではどうしても痛い歯に原因があると決めつけてしまうので、それが実は大きな偏見、先入観になり本当の原因にいきつけなくなってしまうのです。

そして、たとえ身体のゆがみだったといても、感情の問題だったとしても具体的に対処する術も持ち合わせていません。

私が歯科大を卒業して一般の歯科医院に勤務した頃、検査しても歯に問題がない患者さんが歯が痛いと訴えて来院された際、やむを得ずその歯の神経をとるという場面に幾度も遭遇しました。

そのたびにとても腑に落ちない感じと後ろめたさを感じたのです。

このことがきっかけで代替医療に興味を持ち、10数年様々な勉強を続けてきました。

お陰様で、大抵の原因不明の歯の痛みは意外に単純な理由で起きており、それを解消する術も身に着けました。

このことをもっと多くの人に伝えなくてはいけないと思っています。