ヨコハマヒーリングデンタル

院長コラム

囚われない姿勢

いろいろなことを学んでいくとどうしてもある見方が出来上がります。

「これはこうでなくてはならない」という考え方です。

歯と経絡との関連で例えると「8番の歯(親知らず)は小腸経と心経に関連する」となっているので、小腸と心臓以外は関係ないと思いがちです。

しかし、癒道整体では8番の歯は膀胱や直腸、肛門に関連すると習います。

これは一見矛盾しているように見えますが、見方が違うとそうなるということです。

さらにいえばどの歯も身体のすべてと関連しています。

その中でより関連が深いところはどこかという問題なのです。

経絡的にみるのか、整体の見方でみるのか、また別の見方でみるのかということです。

現代の教育システムではこのようなものの見方を習う機会がほとんどないので、どうしても一方向的なものの見方しかできないのです。

私もそのような教育環境で生きてきたので、30代まではかなり偏ったものの見方をしていたと思っています。

40代になりホメオパシーを本格的な学び始めてやっと多角的な視点を手に入れることができました。

多角的な視点から治療するようになると、自分がいかに狭い視野の中で生きてきたのかがわかりました。

それが何かとても息苦しかった原因であったとも納得できました。

治療法もそうですが、何々メソッドと名のつくものは無意識にそのメソッドに当てはめてしまうリスクがあることを肝に命じておかないと偏ったものの見方になってしまいます。

どんな事象にも柔軟に対応する能力を身に着けるには「囚われない姿勢」がとても大切なのです。

歯の痛みは歯以外に様々な原因がある

歯の痛みの原因というと一般的には、虫歯、歯周病、知覚過敏の3つがあげられます。

それ以外は三叉神経痛や非定型顔面痛とよばれる心因性の痛みがあります。

しかし、ホリスティックな立場から12年、原因不明の歯の痛みを診てきましたが、その原因は意外にも「内臓の問題」だったり「感情の問題」であったり、「身体の各所のゆがみ」であったりすることが大半だとわかってきました。

一般歯科医学ではどうしても痛い歯に原因があると決めつけてしまうので、それが実は大きな偏見、先入観になり本当の原因にいきつけなくなってしまうのです。

そして、たとえ身体のゆがみだったといても、感情の問題だったとしても具体的に対処する術も持ち合わせていません。

私が歯科大を卒業して一般の歯科医院に勤務した頃、検査しても歯に問題がない患者さんが歯が痛いと訴えて来院された際、やむを得ずその歯の神経をとるという場面に幾度も遭遇しました。

そのたびにとても腑に落ちない感じと後ろめたさを感じたのです。

このことがきっかけで代替医療に興味を持ち、10数年様々な勉強を続けてきました。

お陰様で、大抵の原因不明の歯の痛みは意外に単純な理由で起きており、それを解消する術も身に着けました。

このことをもっと多くの人に伝えなくてはいけないと思っています。