今日はセルフケアの範囲で「歯が痛い時どんなレメディを選べばよいか」をお話します。
まず、虫歯かどうかわからないが痛い場合。
突然痛みだしたらまずアコナイト。
次にズキズキ拍動を感じるように激しく痛むようだったらベラドンナ。ベラドンナの痛みはいきなりズキズキ痛むことが特徴です。じんわり痛むようではこのレメディではありません。
またイライラを伴うような、子供が痛みでむずがっているような感じだったらカモミラ。カモミラは永久歯が生えはじめて痛む時に素晴らしいレメディです。もちろんそうでなくとも歯と深い関連があるので感情的なものを伴う場合には使ってみてください
それからかなり痛みが強く、圧迫したり温めて楽になる時にはマグフォスです。マグフォスはホメオパシーのアスピリンと呼ばれるように痛みに卓効のあるレメディです。神経痛、生理痛などにもよく用いられます。ポイントは「圧迫、温めて改善すること」です。
補足でこれはセルフケアキットには入っていませんが、冷やして改善する場合にはコフェアが考えられます。
そして虫歯が神経に近くなり痛いとか、歯科医院で神経をとった後に痛む場合はハイペリカムです。ハイペリカムは神経のアルニカと呼ばれ、神経の怪我にとても有効です。脊柱や尾骨、指先など神経の集中しているところを痛めた場合に使います。
最後に上のいずれでも今ひとつ効果がない時、またはとても神経質な方で虫歯になりやすく、傷つけられたという怒りを覚えている場合にはスタフィサグリアを試してみてください。スタフィサグリアも歯にとっても深く縁があるレメディです。日本人にはこのタイプが多いので思い当たりましたらどうぞ。
以上のように一口に歯の痛みと言っても様々なレメディが考えられます。まだまだたくさんあるのですがあまりやっても混乱すると思うので代表的なものに留めておきます。