今日は歯根膜の痛みについて説明します。
歯根膜とは歯周靱帯とほぼ同じ意味です。
歯根膜は歯根を覆うように存在し、歯を衝撃から守るクッションの役割と、歯にかかる衝撃の強さを脳に伝える大切な役割があります。
これが痛いということは、何らか外的な力が加わったか、歯周炎が急性化したかのどちらかのことが多いです。
何かにぶつけたか、固い物をガキッと噛んでしまったという覚えがあるなら、まずアルニカをお勧めします。
怪我にはアルニカですので、これがファーストチョイスのレメディです。
もしくは、怪我の直後でしたらアコナイトでもいいです。
「突然」がアコナイトのキーワードですので、ケガの直後パニックになっているような時にお勧めです。
また、同じ歯に長い期間繰り返し力がかかって痛くなってきた時には、ルータをお勧めします。
勤続疲労もルータのテーマです。
そして、ルータは靱帯の損傷にとてもよいレメディです。
ですから、歯周靱帯にも親和性があります。
また、ルータは矯正治療で歯を動かしている最中の痛みや、親知らずを抜歯した際に、手前の歯にも力がかかり痛みだした時などにも有効なレメディです。
それから歯がグラグラしていてもいなくとも、触っただけで痛い場合、あるいは、振動でさえ痛い場合にはブライオニアをお勧めします。
とにかくじっとしていないと駄目な時、もしくは動かすと痛いので、手などをを添えておきたいような痛みの時に使ってみてください。