当院では噛み合わせや歯並び、顎関節のトラブルなどの診断をする際に必ず頭蓋骨の触診を行います。
それは歯並びも含めて歯の問題の多くは頭蓋骨のトラブルもおこしているからです。
例えば下顎の歯並びは正常なのに上顎の歯並びの左右差が大きい場合、左右上顎骨の捻じれなどが考えられます。
そして上顎骨の捻じれがある場合はそれに連続している側頭骨や蝶形骨、頬骨、さらに頭頂骨までゆがみが生じていることがほとんどです。
その原因はたくさんありますが、まずお聞きすることが「出産時に鉗子分娩や吸引分娩がなかったか?」です。
鉗子分娩で真っ直ぐ引き出せればまだいいのですが、少しでもねじって引き出してしまうと後々までその影響が残り、歯並びにまで影響してしまうのです。
ですから頭蓋骨を触診して捻じれやゆがみがないかを確認することは歯科にも必要だと思います。
そして当院ではそのような場合施術による調整とホメオパシーのレメディによる対応も同時に行っていきます。
頭蓋にゆがみを残したままですと矯正治療後の後戻りも懸念されますから、矯正医との連携も必要だと考えています。