今年最初のコラムです。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
一般歯科は義歯を作る前に身体がキチンと整っているかを調べることはしませんし、できません。
しかし、よく考えてみると身体が歪んだ状態だと顎や噛み合わせも歪んでいます。
これは間違いないことです。
歪んだ状態で義歯特に総義歯のような大きな義歯を作ると歪んだ状態が再現されますから、その義歯を装着すると歪みが固定化します。
ですから当院では義歯だけでなく被せモノを作る時にも、まず身体が歪んでいないか、カカトが真っ直ぐか、顔面頭蓋骨が整っているかを必ずチェックして歪んでいればしっかり整体等で整えてから印象(歯型をとること)、噛み合わせをとります。
そのようにして出来た義歯を身体が歪んでしまっている時に装着すると若干違和感を感じますが、徐々に馴染んでくると同時に身体も整ってくるのです。
これが良い入れ歯を入れると身体の調子がよくなるひとつの理由だと思っています。
歯の治療をする際には、常に身体の状態をしっかり確認し、必要があれば調整する必要があるのです。